宇都出ブックセンター

本が大好きな宇都出雅巳(まさ)が、本の紹介をしています。
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ギャンブル依存との向き合い方
 この本はギャンブル依存回復施設であるNPO法人・「ワンデーポート」にかかわる人が書いた本です。

その一人、中村努さんは自らがギャンブル依存の経験があり、そこから回復した経験を持ちます。

私はパチンコやパチスロ、競馬などはまったくやったことはありませんが、FX(外国為替証拠金取引」にはまり、いわゆる「ポジポジ病」(ポジションを常に持ちたくて、やってはいけないとわかりながら、売ったり、買ったりしてしまう症状)で悩んだ経験があります。

頭では「やってはいけない」とわかり、日誌にも「もう二度とやらない」と書いて、何度も自分に誓いながらも、気づけばついつい同じ過ちを繰り返してしまう……

NLPやコーチングなど、意識や感情のコントロールはかなりしてきて、自信があったものの、そんな自信は粉々に打ち砕かれました……

そんな私なので、「他人事」ではないと思い、手に取り読んでみました。
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| 宇都出雅巳 | トレーディング | 11:07 | comments(0) | trackbacks(0) |
まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか
ナシーム・ニコラス・タレブ
ダイヤモンド社
¥ 2,100
(2008-02-01)
JUGEMテーマ:読書


先週は世界の株価が暴落しました。日経平均では1日で952円という大幅な下げを記録しました。今回の金融危機は数十年に一度などと言われていましたが、これだけの下げは「めったにない」ことですね。

「まさかここまで下げないだろう」ということで、逆張りで買いで立ち向かう痛い目に会った人もいるのではないでしょうか? 

また、週明けの今日は午前中で1000円以上の上げを記録しています。これまた「めったにない」ことでしょう。

この「めったにないこと」は起こる確率は極めて低いものの、投資・トレーディングの運用には大きな影響を及ぼします。これまでコツコツと積み上げていた利益を一気に吹き飛ばしてしまう可能性があるからです。

本書はこの「めったにないこと」、本書で使われている言葉でいえば「稀な事象」について書かれた本です。たくさんの面白い例で、確率などのとっつきにくい話がわかりやすく紹介されています。

特に、トレーディングでひと山当ててやろうとしている人には必読の書です。「稀な事象」を軽視して大損する危険を教えてくれるからです。私も本書を読んだおかげで、命拾いならぬかなりのお金拾いをしました。





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| 宇都出雅巳 | トレーディング | 11:24 | comments(0) | - |
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