2019.04.13 Saturday
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宇都出ブックセンター本が大好きな宇都出雅巳(まさ)が、本の紹介をしています。
2011.03.05 Saturday
速読法創始者はどうやって速読できるようになったのか?
本書の著者が主宰している「日本速読教育連盟」(通称、NBS http://sokudoku.co.jp/)にもかなり通いました(お金を使いました)。 以前、『絶妙な「速読」の技術―この本を読むだけで速読脳開発のトレーニングができる「例の方法」』の紹介でもそのあたりについて書きました。(http://utsude.jugem.cc/?eid=62) このNBSを含めさまざまな速読術を経験して、私がたどりついたのが、「とにかく速く読んで、たくさん繰り返して読む」という方法でした。 「高速大量回転法」と名づけて、これは『速読勉強術』という本で紹介しました。 あまりにもシンプルな方法で、「20年以上も速読を学んできてこれですか?」とも呆れられたのですが、やはり、これが本質的なところだなあと、ますます確信が強まっています。 速読のもっとも大きな要因は読み手が持っている「知識」です。 この知識を増やす方法は、長いスパンで考えれば「とにかく読むこと」。 本を読めば読むほど、知識が増えて、速読できるようになるのです。 そして、短いスパンで考えれば、「とにかく速く・回転させて読むこと」。 高速大量回転です。 とにかく速く読んで1回転すれば、その本に関する知識はいくらかは必ず増えます。だから、2回目に読むときには、少しは速く読めるようになるのです。 そして、2回転すれば、同じように3回目に読むときは、さらに少しは速く読めるようになります。 高速大量回転法は、速読の大きな要因である「知識」に直接アプローチする方法だったわけです。 最近までは、高速大量回転法を「速読法」とは自分自身とらえてていなかったのですが、最近は、これこそが速読法そのものではないか、なんて思っています。 そんなことを考えながら、本書を久しぶりに読んだら、以前は、なんとも思わなかったところが、「そうなんだ!」と気づきました。 それは、日本速読教育連盟の方法論の源流となっている韓国の速読法・「パク式速読」の創始者・パク・ファーヨップ氏が速読できるようになったプロセスです。 (この「パク式速読」は、日本の速読ブームのきっかけとなった「キム式」の源流でもあるそうです。) 本書には次のように書かれています。 2011.02.22 Tuesday
『速読勉強術』の続編、試験合格に特化した『合格(ウカ)る技術』
2011.01.27 Thursday
「忘れてから繰り返す」のではなく「覚えているうちに繰り返す」
2ヶ月という期間で挑戦しましたが、無事合格できました。 8年前のCFP試験のときと同じように、試験勉強の様子、その勉強法を実況中継しました。 ただし今度はメルマガではなく、ブログです。 私の生の過去問への書き込み写真など多数載せているので、何かの試験を目指されているかたはブログをチェックしてみてください。 ブログはこちらです→ http://ameblo.jp/kosoku-tairyokaiten-ho/ 今回の試験では、記述式問題があったこともあり、テキストの1冊記憶を行い、その過程で、『速読勉強術』で書いた目次記憶法をさらに発展させて、ほぼ完成できたと思います。 その成果については、2月末に出版予定の『合格(うか)る技術』(すばる舎)で紹介します。お楽しみに! さて、前置きが長くなりましたが、そんなこんなで、世の中の記憶法についてまた調べています。 そのほとんどのイメージを使ったイメージ記憶法ですが、本書の記憶法はちょっと異色です。 と同時に、私の勉強法の高速大量回転法にも共通する部分がありました。 上の行政書士試験ブログでも書いたのですが、こちらのブログでも紹介しておきます。 2010.06.16 Wednesday
才能などない。あるのは練習、努力だけだ!
ただ、本に書いてあることは、何か魔法のテクニックとか、人生の知られざる真実といったものではありません。 ある意味、言われてみれば当たり前とも思える事実です。 「才能などない。すべては練習と努力である」ということ。 それを、これでもかこれでもかという、さまざまな研究成果と、練習によって何が起こっているのか、何が上達や成功に導くのかを明快に説明しています。 私が提唱している勉強法・「速読勉強術・高速大量回転法」と、とても共鳴するところがあり、思わず電車の中で興奮してしまいました。 勝間和代さんが推薦して日本でも少しは売れた、マルコム・グラッドウェルの『天才! 成功する人々の法則』(講談社)とも主張はかぶりますが、グラッドウェルの本よりも格段に説得力があり、役立つ本です。 たとえば、グラッドウェルの本では、マスターになるための目安として「1万時間」という練習の「量」が示されていましたが、本書では、練習の量の重要性を押さえつつも、練習の「質」にも踏み込んで解説しています。 簡単に紹介すると、練習は「目的性訓練」である必要があるということ。 目的性訓練とは、 少しばかり力がおよばなくて実現しきれない目標をめざしてはげむこと。現在の限界をこえる課題に取り組んで、くり返し達成に失敗することだ。さらに詳しく説明したいところですが、紹介したい内容が鬼のようにあり、収拾がつかなくなりそうなので、内容の紹介はここらでとめて、とりあえずアップしておきます。 読むことで、多くの人に「自分も諦めずに努力するぞ!」という勇気が湧いてくるでしょう。 (なかには、やっぱり努力しなければならないのか。。。と楽な道がないことを知ってがっかりする人がいるかもしれません) 柏書房というちょっとマイナーな出版社なので、書店で見かけないかもしれませんが、ぜひ手に入れて、お読みになることをお勧めします。 2010.05.25 Tuesday
イメージ記憶術の「基礎結合法」(場所法)に特化した実践的記憶術
世の中にはとっかえひっかえさまざまな記憶術の本が出てきますが、どれもほとんどが「イメージ」を使ったイメージ記憶術です。おそらく「宮口式記憶術」もうそうだろうなあと思っていました。 そして、本書を読んでみて、やはりそうでした。 イメージ記憶術、そして、その中でも、駅や道順などの「基礎」(本書ではバックボーンと呼ばれている)と、覚えたいことがらをイメージ化してくっつけるという「基礎結合法」(本書では場所法と呼ばれている)に特化したものです。 イメージ記憶術、そしてこの「基礎結合法」については、このブログでも紹介した『一発逆転 ワタナベ式記憶術』 で紹介されています。 私自身、この『一発逆転 ワタナベ式記憶術』 はとても参考にさせてもらっていて、『速読勉強術』(すばる舎)や私の試験勉強メルマガ「高速回転勉強術/仕事術」( http://www.utsude.com/mailmag_3/mailmag_3.htm) でも、「空間法」といった名前で紹介させてもらっています。 実際、この「基礎結合法」(場所法・空間法)というのはとても強力で、イメージ記憶法のなかでも試験勉強などに活用可能な実践的なものです。これまで、この基礎結合法に特化した本はなかったので、その意味では画期的で実践に役立つものといえます。 それでは、本書の内容を少しみてみましょう。 2010.05.02 Sunday
速読とは「受け取り力」
で、出てきたのが本書の著者である呉真由美さん。 本書の売りも150キロのボールを打てる、でしたが、番組でもしっかりと速読訓練後の受講生全員が150キロのボールを打てることを実証していました。 で、以前、本書を買っていたことを思い出し、改めて読んでみました。 テレビでもそうでしたが、けっこう抑制がきいた、なかなか好感の持てる速読アプローチです。 ひと言で「速読」といっても、速読教室ごとでとらえかたはそれぞれなんですが、この呉さんの速読では、 速読って実は「受け取り力」なんです。ちょっと漠然としていますが、うまい表現です。読書は、見るだけでなく、そこから、理解、そして記憶も絡みますから、速読では目の訓練だけではうまくはいきません。 本書では目のトレーニングも若干は紹介されていますが、いいなあと思ったのは第6章「速読マスターへの道」で紹介されているもの。呉さんは「速読」のために次の点を意識していると言っています。 ・いつも感動する自分でいることで感受性の良い自分でいるまさに「速読」するにはとても大事な要素ですね。 じゃあ、さらに具体方法は? というところでSRR速読の栗田昌裕さんであれば、イメージ操作のトレーニングや「心のファイル」づくりなどの話になるところですが、呉さんの場合は小難しい話はなく、日常でできる簡単な方法が紹介されています。 さすが大阪、具体的です。箇条書きでまとめると…… 2010.04.20 Tuesday
天才は異能ではあっても異常ではない
ただ、体系的な天才論が書かれているというよりも、多くの「天才」のエピソード集といった印象を受けました。なので、まるで偉人伝を読むかのように、なかなか面白く読めます。 取り上げられている「天才」としては、天才の定番としてのエジソンや、ゲーテ、ゴーガン、ゴッホ、ミケランジェロにロダン、カントにニーチェ、日本では葛飾北斎、西田幾多郎、そして夏目漱石に森鴎外など。 また、かなりの分量を割いて、天才教育を受けた天才の例としてジョン・スチュアート・ミルの例が取り上げられています。 エピソード集とはいいましたが、そこに著者なりの考察というかひと言が添えられて、天才の特徴、条件を随所にコメントしています。 たとえば、「”狂”と”狂人”は違う」として、天才は”狂”の演出がうまかったといいます。具体的に何かというと、凡人が本来やるべきことをなかなかやらないのに対し、天才は本来的なものにほとんどのエネルギーを注ぎ、さらに一気に加速する違いといいます。 ある意欲に駆られるという点は、私たちも、天才と同じなのだが、本来的なことをやる前に、ついつまらぬことをやってしまう。例えば机の周りをかたづけるとか、本を整理するとか、他の用事を済ましてしまうとかである。そこでいざやろうとするとすでにその時はエネルギーを多く消耗していて、気持だけはあるが、肝心要のことができないということだ。なんだか自分にも思い当たることがありますし、多くの人が「そうなんだよな」と思うかもしれません。凡人と天才の違いというレベルよりも、仕事でもよくあるできる人とできない人の違いともいえるでしょう。 そして、その結果としての、常識をはるかに超えた「量」。質はもちろん伴うから「天才」といえるのですが、その前に膨大な量の表現・創造を行っているのです。 我田引水ですが、「高速大量回転」を行っている、つまり、よけいないことにさえぎられずにどんどんと大量に繰り返ししているのが、天才の特徴といえるかもしれません。ああだこうだと考えずに、とにかく止まらずに大量の行動を進める高速大量回転法は、ある意味、”狂”の勧めであり、「擬似天才体験」なのかもしれません。 そして、天才の条件として取り上げられているのが次の二つ 2007.12.31 Monday
だれが「本」を殺すのか 延長戦
内容は、『だれが「本」を殺すのか』を受けて行われた講演、対談、座談会、インタビュー、さらにはiuの書評をまとめたものです。講演が5本、対談が4本、座談会が1本、インタビューが2本、書評が20本収められています。 先日『ウェブ時代をゆく』ご紹介した「あっち側」のネットの世界で生きる梅田望夫さんは、『ウェブ進化論』に対する2万を超えるブログでの反響を読み、その中から1万ものブログのコメントを書き溜める中で思考を深め、『ウェブ時代をゆく』を執筆しました。 本書はノンフィクション作家として、「こちら側」のリアルな世界でどっぷりと生きている著者が、リアルな人々との出会い、話し合いの中での思考の深まりをまとめたものであり、対比してとらえるなあと勝手に自分で納得しています。 この本を通じて伝わってくるのは、著者の本に対する熱い思いというか、情熱。私自身も、今、読書法に関する企画を考えながら、自分の根底にあるものとして同じような本に対する熱い思いを確認する毎日なので、ビビッと共鳴しました。 読書法というか、本に対する見方としても、「そうだよなあ」といろいろ刺激を受けました。印象に残ったフレーズを挙げると、 2007.07.23 Monday
この本を読んだら、「趣味:読書」と書くのには勇気がいるでしょう。
ちょっと本気な千夜千冊虎の巻―読書術免許皆伝
松岡 正剛 私の『速読勉強術』だけでなく、各種速読法、『レバレッジ・リーディング』などの読書法の本はたくさん出ていますが、この人の前には誰もが頭を下げざるを得ないのではないでしょうか。 松岡正剛。 この人、ほんとに本好きで、ほんとにたくさんの本を深く読んでいると思います。そのサイト・「千夜千冊」を読めば、その読書量に圧倒されるでしょう。私にとっても憧れの存在です。 松岡さんの講義を直接受けられるというだけで、ISIS編集学校も受講しました。(とはいえ、守・破・離の3コースから成っていて、松岡さんが教えるのは最後の「離」コース。私は、「守」「破」までは修了したのですが、まだ「離」に届いていません) そして、昨年出版された『松岡正剛 千夜千冊』(求龍堂)も、10万円近くするものですが迷わず購入しました。しかし、あまりのボリュームに、高速大量回転法で「とりあえず読んでみる」ことを勧めている私も、恥ずかしながら手を付けられていません。 本書は、その膨大な『松岡正剛 千夜千冊』の内容をざっくりと紹介しつつ、副題の「読書術免許皆伝」とあるように、その読書術を紹介したものです。インタビュー形式で気楽に読める本です。 ただし、具体的な読書術に関しては、序章と5章に限られています。ここでは、その具体的な読書術のうち、「なるほど!」と思ったところを紹介してみます。 2007.04.06 Friday
齋藤孝さんが一番言いたいこと
あとがきにも書かれていますが、齋藤さんの本業は「教育学者であり、専門は教育方法の研究」です。 そこにずばりと焦点を当てて書かれた本と言えるでしょう。 これまでの多くの本の中で語られてきたことが繰り返し出てきますが、それが簡潔にまとまっていて、いろいろと考えさせられる本です。 「教育力」ということで、教える側からの本ではありますが、教わる側からの勉強法の本としても読むことは可能です。 たくさんビビッとくるところはありましたが、一つ挙げるとすると、吉田松陰・松下村塾についてのコメント。 |
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